函館の気温を月毎に上中下旬に分けて紹介します！

函館の気温について紹介します。

函館の気候を簡単に言うと、「夏は涼しく冬は北海道の中ではマシな寒さ」です。

積雪も札幌や旭川に比べると半分くらい。

例年ですと夏は30℃を超える日は数えるほどしかありません。

そういう意味では、わりと過ごしやすいと言えると思います。

ここでは函館の気温を、過去5年間の平均気温を使って、月毎に上旬・中旬・下旬に分けて紹介します。

また、月毎の気温とともに、おすすめの服装や函館を訪れる際の注意点など、各月のさらに詳しい情報は別ページにて紹介しています。

各月の説明の最後にリンクを貼っていますのでそちらも併せてご覧下さい。

函館の1月の気温
函館の2月の気温
函館の3月の気温
函館の4月の気温
函館の5月の気温
函館の6月の気温
函館の7月の気温
函館の8月の気温
函館の9月の気温
函館の10月の気温
函館の11月の気温
函館の12月の気温
まとめ

函館の1月の気温

函館の1月は寒さ真っ只中。

全国的にもそうですが、とにかく寒く、1月中旬から2月の上旬辺りまでが最も厳しい寒さになります。

過去5年平均では最高気温はプラスになっていますが、日中でもマイナス気温の日がけっこうあります。

なので、日中プラス気温になると、「おっ！今日は暖かいな」みたいな感覚です。

函館はそもそも積雪がそんなに多くないですが、1月はそんなに雪が積もるイメージがなく、2月のほうがドカッと降る感じです。

とはいっても、ほぼ雪は積もっていると思って間違いありません。

厚手のアウター、冬靴、マフラー、手袋など完全防備でいらして下さい。

函館1月(過去5年平均)	最高気温	最低気温	最深積雪(cm)
上旬	2.1	-4.0	18.8
中旬	0.8	-6.0	32.0
下旬	1.0	-6.3	38.8

函館の2月の気温

函館の2月もまだまだかなり寒いですが、中旬くらいになってくると、少しずつですが寒さが緩んできます。

日中プラス気温の日も多くなってきます。

ただ統計上でもそうですが、2月は冬のシーズンの中でも雪が多い時期です。

長年函館に住んでいる私も、1月も雪は降るんですが、2月のほうが一気にドカッと降ることが多いイメージです。

いずれにしても、1月同様、これでもかというくらい暖かい恰好が必要になります。

函館2月(過去5年平均)	最高気温	最低気温	最深積雪(cm)
上旬	0.4	-6.6	37.4
中旬	2.5	-4.5	40.8
下旬	2.9	-5.4	34.6

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函館の3月の気温

3月に入ると、だいぶ寒さがゆるんで、いよいよ冬も終わりという気分になってきます。

最低気温はマイナスなのでまだまだ寒いですが、1、2月の寒さに比べたらかなりマシです。

雪解けも一気に進んで、3月下旬になるとほとんど解けているか、あるいはまったく雪がない状態になることもあります。

ただ、雪が降る可能性はあるので、3月中は靴は底が滑らない冬靴のほうがいいと思います。

また、冬の間はいつでも起こりうるんですが、日中プラス気温で雪が少し解け、そのあと夜寒くなって凍り、ツルツル路面になることがあります。

3月は気温が高くなってくるので雨が降ることもあり、そのあとで凍るとスケートリンクのようになることもあります。

完全に溶けていればいいのですが、中途半端に残っているとそのようになってしまうこともあるので、積雪はチェックしておいたほうがいいかもしれません。

函館3月(過去5年平均)	最高気温	最低気温	最深積雪(cm)
上旬	5.6	-1.9	28.0
中旬	7.7	-1.0	14.0
下旬	8.9	-0.2	1.0

函館の4月の気温

4月はいよいよ厳しい冬が終わり、春といきたいところですが、上旬くらいだとまだそんなに暖かくありません。

日中はそこそこ暖かいですが、朝晩はまだまだ寒いです。

とはいえ雪はないですし、下旬に向けて暖かくなってきて、春らしくなってきます。

※雪が降る可能性はゼロではないですが、ほとんど気にしなくて良いレベルです。積もることもほぼありません

函館はゴールデンウィークあたりに桜がちょうど見ごろになり、大型連休と桜の見ごろが重なるため、多くの人が訪れます。

また、4月は冬の間閉鎖されていた函館山の登山道の通行止めが解除されます。

基本的には4月の第2月曜日ですが、状況によって変わる場合があるので、この時期にバスやレンタカーなど車で山頂へ行こうと考えている方は、通行止めの解除日を必ず確認しましょう！

このページの最下部にリンクを貼っている、函館公式情報サイト「はこぶら」で確認できます。

函館4月(過去5年平均)	最高気温	最低気温	最深積雪(cm)
上旬	11.4	1.7	0.8
中旬	13.5	3.3	－
下旬	14.6	4.5	－

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函館の5月の気温

函館の5月は本格的な春です。

上旬～中旬だと最低気温はまだ一桁のこともありますが、ようやく本格的に暖かくなってきたなと感じる時期。

関東や関西から来る人にとっては、まだ肌寒いとは思いますが、雪が降る心配もなく観光しやすい季節です。

函館は桜の見ごろとゴールデンウィークが重なりますが、近年は温暖化の傾向なのか、ゴールデンウィーク前半が見ごろで後半だと散り始めていることが多いです。

函館で桜を見る予定の方は、現地情報ということで、4月に入ってから私が1週間ごとに状況を紹介しますので、開花時期の参考になればと思います。

→函館の桜開花予想

函館5月(過去5年平均)	最高気温	最低気温	最深積雪(cm)
上旬	16.7	7.3	－
中旬	17.5	8.5	－
下旬	20.4	10.9	－

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函館の6月の気温

函館の6月は初夏の陽気です。

とは言っても、例年ですと函館は真夏でも30℃を超える日というのはそんなにあるわけではないので、あくまで函館基準の初夏です。

本州方面から来た人は、かなり涼しく感じると思います。

中旬辺りまでは最低気温が10度を超えるくらいなので少し寒く感じることもあるかもしれませんが、時期的には暑くもなく寒くもなく、とても過ごしやすいです。

ただ、6月から少し注意しておきたいのが「霧」です。

自然現象なので注意のしようがないんですが、函館では4月～8月あたりに見られる現象で、温かく湿った空気が冷たい海水で冷やされて霧が発生します。

その中でも気温が高くなってくる6月、7月あたりが多い印象です。

何が問題かというと、函館山に上ったときに、ところどころ霧で見えないくらいならまだいいのですが、景色が全く見えないことがあります。

そんなに頻繁に起こるわけではないですが、そういうこともあるかもしれないという意識は持っておいた方が良いと思います。

函館6月(過去5年平均)	最高気温	最低気温	最深積雪(cm)
上旬	20.7	11.8	－
中旬	20.3	12.5	－
下旬	21.5	14.4	－

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函館の7月の気温

函館の7月はいよいよ夏本番！

とはいうものの、過去のデータを見ても分かるように、そこまで「暑い」という感じではないです。

7月下旬から8月上旬が1番暑くなりますが、5年平均では30度に届いていません。

ただ、30度を超える日はほぼ毎年ありますし、温暖化の影響なのか、近年はけっこう30度を超える日が増えている気がします。

「今日は暑いな～」と感じる日もあり、それなりに夏らしさを感じます。

それでも、朝晩だったり、夜景を見るときなどは、涼しいとか肌寒いと感じることもあるので、函館は真夏でも一応長袖はあったほうがいいです。

函館7月(過去5年平均)	最高気温	最低気温	最深積雪(cm)
上旬	23.0	16.4	－
中旬	24.7	18.2	－
下旬	26.2	19.6	－

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函館の8月の気温

8月は上旬の気温をピークに、徐々に気温が下がっていきます。

北海道の夏は短いです。

ただ、私が子供の頃はお盆が過ぎると急に涼しくなって、秋の気配が漂っていた感じがしますが、最近はそんなに急激に涼しくなることはありません。

これも温暖化の影響なんでしょうね。

ということで、暑さのピークは過ぎるものの、まだ夏らしさは感じられます。

ちなみに函館は、毎年8月1日～5日までお祭りが開催されます。

1日が花火大会で2、3日はパレードが行われますので、この時期に函館を訪れる方は、ぜひお祭りもご覧いただけたらと思います。

函館8月(過去5年平均)	最高気温	最低気温	最深積雪(cm)
上旬	27.3	19.2	－
中旬	25.9	18.4	－
下旬	27.0	17.7	－

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函館の9月の気温

函館の9月は、残暑というほどの暑さではないですが、そこそこ暖かいです。

しかも近年は、9月に入ってから30度を超えることもあり、私も何度か経験しています。

ただ基本的には暑くもなく寒くもなく、非常に過ごしやすい時期なので観光もしやすいと思います。

ちょっとだけ注意しておきたいのが、ロープウェイです。

ロープウェイは、毎年10～11月の間(期間はその年によって異なります)整備点検のため運休します。

ただ、2021年と2022年はメインロープ交換のため9月下旬から運休になっています。

メインロープの交換はそんなに頻繁に行われることではないので、9月から運休というのは珍しいですが、一応9月でもロープウェイの運休時期は確認しておいたほうが良いです。

運休期間はページ最下部にリンクがある、ロープウェイ公式サイトから確認できます。

函館9月(過去5年平均)	最高気温	最低気温	最深積雪(cm)
上旬	25.6	18.0	－
中旬	23.2	14.7	－
下旬	22.1	12.7	－

函館の10月の気温

函館は10月が秋の真っ只中。

特に中旬～下旬にかけて肌寒くなっていき、朝晩は寒いくらいです。

いよいよ冬が近いなと感じる時期です。

そのため、函館では10月が紅葉の季節で、だいたい中旬くらい～見ごろになることが多いです。

10月に特に注意しなければいけないのが、ロープウェイの運休期間です。

毎年だいたい10月中旬～11月中旬辺りに整備点検のため運休するので、必ず運休期間をチェックして下さい。

運休期間はページ最下部にリンクがある、ロープウェイ公式サイトから確認できます。

函館10月(過去5年平均)	最高気温	最低気温	最深積雪(cm)
上旬	20.1	10.8	－
中旬	16.9	7.0	－
下旬	15.2	6.3	－

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函館の11月の気温

一気に気温が急降下していき、冬に突入していくのが11月。

上旬くらいだとまだそこまで寒くないですが、中旬～下旬になるにつれて最高気温は一桁台になり、どんどん寒くなってきます。

函館では、だいたい11月の上旬に初雪が降ることが多いです。

その後も雪が降ることはありますが、11月は大きく積もることはほとんどありません。

少し降っては解けてを繰り返し、12月に入ってから少しずつ積雪が増えていく感じです。

近年だと、11月はほとんど雪が降らないこともあります。

とはいっても降る可能性はあるので(特に中旬～下旬)、靴は冬靴のほうが無難ではあります。

また11月の上旬～中旬近くまで、整備点検のためロープウェイが運休になっていることがあるので、まずその点に注意です。

それから11月中旬辺り(基本は11月の第2月曜日)から登山道が閉鎖されて、車(バス、タクシー、レンタカーなど)では函館山に上れなくなります。

そのため、11月はロープウェイの再開日と、登山道の閉鎖日にはくれぐれも注意して下さい。

ロープウェイの運休(再開)情報は「ロープウェイの公式HP」を、登山道の閉鎖情報は函館市公式観光情報サイト「はこぶら」を、ページ最下部のリンクからご覧になって下さいね！

函館11月(過去5年平均)	最高気温	最低気温	最深積雪(cm)
上旬	12.2	3.9	2.8
中旬	10.6	1.5	3.8
下旬	6.0	-1.2	7.6

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函館の12月の気温

函館の12月はかなり寒いです。

最高気温でも5度以下で、最低気温はマイナスという日がほとんど。

1月に入るともっと寒くなりますが、本州(関東や関西方面)から来る人にとっては、十分真冬のような寒さに感じるでしょう。

完全防備で十分暖かい恰好が必要です。

ただ、雪はまだそこまでたくさん降る感じではなく、特に近年は雪が少ない傾向にあります。

それでも、雪が降ったり積もる可能性は多いにあるので、来るときは雪が全くない状態だとしても冬靴のほうが無難です。

また、毎年姉妹都市であるカナダノバスコシア州ハリファックス市から20mを超えるもみの木が寄贈され、観光スポットである赤レンガ倉庫群の前の海上に設置されます。

イルミネーションで飾られ、12月1日から12月25日まで点灯し、毎日花火も打ちあがりクリスマス気分が盛り上がりますよ！

函館12月(過去5年平均)	最高気温	最低気温	最深積雪(cm)
上旬	4.2	-2.7	17.4
中旬	3.9	-2.9	15.2
下旬	2.4	-4.3	18.0

まとめ

函館の1年間の気温を、月毎の上旬、中旬、下旬に分けて紹介しました。

全体的には夏は涼しく、冬は北海道の中では暖かいほう(というよりはマシな寒さ)で、積雪もさほど多くありません。

なので、函館に住んでいる私の感覚としても、わりと過ごしやすいです。

あとは注意点として、ロープウェイはだいたい10月中旬～11月中旬に整備点検のための運休期間があること。

そして、冬の間は函館山の登山道が閉鎖され、車では上れなくなる点には注意してください。

ロープウェイの公式HPや函館の公式観光サイトを見ると、運休期間などの情報が分かるので、そちらを確認しましょう！

ロープウェイの運休情報はこちら↓
→函館ロープウェイ公式HP

函館山登山道の規制情報はこちら↓
→函館市公式観光情報サイトはこぶら