函館駅のバス乗り場は、駅の正面を出て駅前広場全体の左半分です。
13のバス停があり、反時計回りにうず巻き状に配置されています。
各乗り場の大まかなイメージは以下のようになります。
・8、9番乗り場:降車専用
・10番乗り場:なぜか10番乗り場がない(謎)
・11番乗り場:シャトルバス (函館帝産バス)
・12番乗り場:観光バス・高速バス
・13番乗り場:高速バス・函館バスの特殊路線 (かなり離れた所まで行く)
・14番乗り場:貸し切りバスなど
1~13までのバス停の配置と、それぞれどのような行先になっているのか、記事中で詳しく紹介します。
また、函館バスの基本的な考え方、バスの注意点などもあわせて紹介します。
注意点としては、観光バスや高速バスは別として、函館市内を走るバスには「函館バス」と「函館帝産バス」の2つがあります。
この2つのバスは支払い方法などで違いがあるので、その辺りも含めて詳しく紹介しますね!
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函館バスの基本
私は長年函館に住んでいて、バスにはそんなに頻繁に乗るわけではないですが、いざ利用しようとしたときに、どれに乗ればいいのか分かりにくいというのは感じていました。
系統の数字にも統一感がなく、複雑な感じがしていたんですよね。
函館人でもそうなので、観光で来た方は、もっとそのように感じていたかもしれません。
そういう声もあってのことだと思うんですが、見直しが行われ、2019年4月より分かりやすい系統番号になりました。
上の写真のように変わったんですが、基本的な考え方としては以下のようになっています。
・系統番号2桁・・・函館市内・近郊路線
・系統番号3桁・・・郊外路線
枝線や循環する方向がある路線はアルファベットが付く
例えば観光路線だと、1系統は函館駅前から函館山山頂まで行きますし、3系統だと函館駅前から元町・ベイエリアをぐるっと周って駅に戻ってくるバスになっています。
函館バスと函館帝産バス (支払い方法の違い)
函館市内を走るバスは、「函館バス」と「函館帝産バス」に分かれます。
通常の路線バスは「函館バス」、主に観光の方をターゲットにしたシャトルバスを運行しているのが「函館帝産バス」です。
※バス停の11番乗り場が「函館帝産バス」の乗り場になっています
この2つのバスを利用する際に、1番の注意点は支払い方法です。
現金払いはもちろん大丈夫なんですが、以下の違いがあります。
・函館帝産バス:キャッシュレス決済が可能(販売サイトからクレジットカードでチケットを購入し、購入画面を乗務員に提示する)。交通系ICカードや1日乗車券などの電子チケットは使えない
函館バスでは、交通系ICカードや1日乗車券などの電子チケットが使えますが、函館帝産バスでは使えないので注意して下さい。
その代わり、函館帝産バスでは独自のキャッシュレス決済を利用できます。
函館帝産バスは函館駅と空港間のシャトルバスなどが便利なので、利用する方も多いと思います。
利用するバスが、「函館バス」と「函館帝産バス」のどちらなのかを意識しておきましょう。
函館駅のバス乗り場
函館駅のバス乗り場は上の図のようになっています。
赤枠で囲っているのがバス停で、上から見ると、反時計回りに渦巻き状になっています。
1番乗り場
経由地:五稜郭・亀田支所前、西桔梗・七重浜の湯・久根別
・22系統:新函館北斗駅行
経由地:五稜郭・ガス会社前・市立病院・七重浜5丁目・大野・市渡
・23系統:大野・白川行
経由地:ガス会社前・市立病院・北大裏・七重浜5丁目・大野・市渡
・25系統:新函館北斗行
経由地:五稜郭・亀田支所前・西桔梗・七重浜5丁目・大野・市渡
・610系統:江差行
経由地:五稜郭・市立病院・新函館北斗駅・厚沢部
2番乗り場
経由地:ガス会社前・五稜郭駅前・昭和・桔梗・大中山・ななえ新病院
・33、33C系統:新函館北斗駅行
経由地:五稜郭・亀田支所前・昭和・桔梗・大中山・鳴川
※33Cは七飯高校前・ななえ新病院経由
・36、36A系統:新函館北斗駅行
経由地:ガス会社前・五稜郭駅前・昭和・桔梗・大中山・鳴川
・74系統:日吉営業所行
経由地:ガス会社前・五稜郭駅前・蔦屋書店前・亀田支所前・団地通
・82系統:滝沢町行
経由地:ガス会社前・五稜郭・競馬場前・湯倉神社前・函館大学・香雪園
・210系統:鹿部行
経由地:桔梗・大中山・七飯・新函館北斗駅・大沼公園
・310系統:長万部行
経由地:桔梗・大中山・七飯・藤城・峠下・森・八雲・国縫
・311系統:森駅前行
経由地:桔梗・大中山・鳴川・藤城・峠下・大沼随道
3番乗り場
経由地:市役所前・サンリフレ函館・函館公園・青柳町
・85系統:日吉営業所前行
経由地:的場町・人見町・深堀町・国立病院前・花園町
・85A系統:昭和ターミナル行
経由地:的場町・人見町・深堀町・国立病院前・花園町・亀田支所前
・95系統:日吉営業所前行
経由地:啄木小公園・熱帯植物園・湯の川温泉・湯倉神社前・花園町
・95A系統:湯川中学校前行
経由地:啄木小公園・熱帯植物園・湯の川温泉・湯倉神社前
・96系統:函館空港行
経由地:啄木小公園・熱帯植物園・湯の川温泉・湯川3丁目
函館空港に行く場合、この3番乗り場から出ている96系統のバスでもいいのですが、こちらは普通の路線バスです。
それに対して、11番乗り場から出ている函館空港行きは、函館帝産バスが運行しているシャトルバスになっています。
観光の方であれば、値段は高くなりますが、便数が多く、時間も早く着くシャトルバス(11番乗り場)のほうがおすすめです。
※ただ、シャトルバス(函館帝産バス運行)のほうは、ICカードや1日乗車券が使えないので注意して下さい
函館駅から函館空港に行く方法は、以下の記事に詳しくまとめています↓
4番乗り場
・1系統:函館山登山バス
・2系統:函館山ロープウェイ接続シャトルバス
・3系統:元町・ベイエリア周遊号 (西部地区循環バス)
・5系統:五稜郭タワー・トラピスチヌシャトルバス
ここは、主な観光スポットを網羅している観光向けの路線です。本数がそんなに多いわけではないので時間には注意が必要ですが、この乗り場のバスを利用するとスムーズな観光ができます。
5番乗り場
経由地:五稜郭・富岡・亀田支所前・美原台団地・大川
※30Aは七飯高校前・ななえ新病院を経由
・51系統:昭和ターミナル行
経由地:五稜郭・富岡・亀田支所前・美原台団地・石川学園台
・53系統:蔦屋書店桔梗町418行
経由地:五稜郭・富岡・亀田支所前・渡島総合振興局前
・55A・C、55B系統:赤川道南四季の杜公園行
経由地:五稜郭・富岡・亀田支所前・未来大学
※55Bの道南四季の杜公園の乗入は夏期の土日祝の一部便のみ
・60・60B、60A系統:日吉営業所前東山ニュータウン行
経由地:五稜郭・五稜郭公園裏・吉田眼科病院・山の手団地
・61系統:上陣川行
経由地:五稜郭・五稜郭公園裏・神山通・陣川町・東山町
・67、67A系統
経由地:五稜郭・五稜郭公園入口・神山通・亀田支所前、昭和営業所前
※昭和営業所前より桐花通中央方面へ運行
・68系統
経由地:五稜郭・五稜郭公園入口・神山通・亀田支所前、昭和営業所前・桐花通中央 → 千代台
6番乗り場
経由地:五稜郭・亀田小学校・高台通・昭和営業所・亀田支所前
※亀田支所前より鍛冶線方面へ運行します
・48系統
経由地:五稜郭・亀田小学校・高台通・昭和営業所・亀田支所前・鍛冶方面 → 千代台行
・91、91A系統:日ノ浜団地恵山御崎行
経由地:五稜郭・湯倉神社前・銭亀・戸井・ふれあい湯遊館・日浦
・91C系統:釜谷行
経由地:五稜郭・湯倉神社前・銭亀支所・石崎・小安
・99系統:鹿部出張所行
経由地:五稜郭・湯倉神社前・トラピスチヌ入口・旭岡団地・川汲・南茅部支所
・99A系統:椴法華支所前行
経由地:五稜郭・湯倉神社前・トラピスチヌ入口・旭岡団地・川汲・南茅部支所
・410系統:知内出張所行
経由地:五稜郭・市立函館病院・北大前(フェリー)・北斗・木古内駅前
7番乗り場
・函館バスセンター行
・競輪場行無料バス「りんりんバス」
8番乗り場
9番乗り場
11番乗り場
・函館空港行
・湯の川温泉行
・津軽海峡フェリーターミナル行
ここは函館帝産バスの乗り場です。空港行きなど便利なのでおすすめですが、ICカードや1日乗車券などは使えないので注意して下さい。
12番乗り場
・定期観光バス「函館夜景号」
・都市間高速バス「高速はこだて号」札幌行
13番乗り場
・都市間高速バス「高速はこだて号」札幌行
・710系統
経由地:新函館北斗駅・八雲総合病院・今金・北桧山経由上三本杉行き
14番乗り場
函館駅前バス案内所
函館駅を出て真っ直ぐ歩いて行くと、1分もかからないところにバス案内所があります。
けっこう混んでいることも多いですが、路線や時刻などに関して分からないことがあったら、こちらで聞くのが手っ取り早いです。
バスや市電の1日乗車券なども、こちらで購入できます。
営業時間:年中無休、9:00~12:00、13:00~18:00
函館駅前のバス乗り場の謎
ここまで見てきた方はお気付きかもしれませんが、そうなんです。
函館駅には10番のバス停がありません(゚o゚;
すごく不思議だったので、駅の観光案内所で聞いてみたんですが、「そう言われるとそうですねぇ」みたいな感じで、あまり気にしていない様子。
結局、観光案内所では分からなかったんですが、「バス待合所の職員の方なら知っているかもしれませんよ」と言われたので、バス待合所に行きました。
ただ、バス待合所はいつも観光客で混んでいるので、くだらない質問をするのは気が引けるなぁと思っていました。
でも、行ってみたら、たまたま空いていたのでラッキー(・∀・)
おそるおそる、「あ、あのー、函館駅前にはどうして10番のバス停がないんですか?」と聞いてみると・・・
「分かりません!」
知らないんか~い ヽ(`Д´)ノ
結局、10番乗り場の謎は今だに分かっていません。
もし、ご存知の方がいたら、教えて下さいね!
まとめ
2019年の4月1日より、路線バスの系統番号が分かりやすく変更されました。
まぁ、それでもまだまだ分かりにくいなぁと思う部分はけっこうあるんですけどね。
函館バスのHPで、路線だったり料金を検索するシステムもありますが、ちょっと使いにくいです。
何か疑問がある場合は、バス待合所の職員の方か、バスの運転手さんに聞いてみるのがいちばんいいですよ!
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