初めて函館に行く!右も左も分からない( ノД`)
そんなあなたのために、ここだけは外せない観光スポットを紹介します。
函館は見どころがたくさんあるんですが、とりあえずはみんなが行くメジャーどころはほぼほぼ決まっています。
そして、広範囲にあるわけではなく、7~8割は近場に集中(※)しているんです。
※歩いて行こうと思えば行ける範囲内
最初にだいたいの位置を把握しておくと、かなり計画を立てやすくなるので、まずは函館の大まかな観光エリアから紹介していきますね!
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函館観光モデルコース!主なスポットや宿泊数に応じた回り方!
函館の大まかな観光エリア
上の図はかなり大雑把な図ではありますが、だいたいの位置関係はお分かりいただけると思います。
そうなんです。
いわゆる函館の主な観光スポットである、函館山、教会群、坂道、赤レンガ倉庫群、函館朝市などは、函館駅から函館山のほうに向かったエリアに集中しています。
初めて函館に来て人気どころを巡りたい場合、7~8割が駅から山近辺に凝縮されているといっても過言ではありません。
あとは、五稜郭やトラピスチヌ修道院(トラピスチヌは空港の近くです)が離れた場所にあるので、その辺をどういう順番で行くかということになります。
時間的には、1日だとちょっと厳しいですが、1泊2日あれば十分回れます。
函館にはどんな観光スポットがある?
函館にはかなりたくさんの観光スポットがあるので、全て回るとなるとけっこう大変です。
なので、初めて観光する場合は、スポットを絞るのがいいと思います。
では、どんなところを主に回ればいいのかというと、いくつか参考になる指標があります。
例えば、函館市では観光の方向けにパンフレットを配布しています。
函館旅時間・・・エリア毎にこういう見どころがあるというのを紹介している
函館まちあるきマップ・・・1~26のテーマがあり、それぞれどこを回ればいいか紹介している
上記のようなパンフレットを見れば、だいたいどこを見ていけばいいかが分かります。
このようなパンフレットは、観光案内所など、街のいろいろな場所で手に入ります。
ただ、実はこれらのパンフレットはネット上でダウンロード出来るので、事前にチェックすることが可能です。
もっと客観的に函館を見た指標としては、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンというものがあります。
ミシュランの3つ星と言えばご存知の方も多いと思いますが、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンは観光地を紹介するものです。
2011年5月にフランスで発売されたときに、函館の21ヵ所が星付きの観光地として紹介されました。
ミシュランが必ずしも絶対というわけではないですが、一つの目安にはなると思いますし、星の数で表されているので分かりやすいです。
どのような評価になっているのか紹介しますが、星の数の意味は以下のようになっています。
星2つ・・・寄り道する価値がある
星1つ・・・興味深い
星3つのスポット
星2つのスポット
・元町の坂
・五稜郭跡
・五稜郭タワーからの眺望
・旧函館区公会堂
・旧函館区公会堂からの素晴らしい景観
・函館朝市(改訂版で追加)
星1つのスポット
・八幡坂
・函館港の散策
・箱館高田屋嘉兵衛資料館の蔵
・高龍寺
・外国人墓地
・見晴公園
・基坂
・函館市北方民族資料館
・相馬株式会社社屋
・大三坂周辺の教会
・函館ハリストス正教会
・カトリック元町教会の内装
・東本願寺函館別院
・函館赤レンガ倉庫(改訂版で追加)
このような感じで、けっこうなスポットがミシュランガイドに載っています。
確かに魅力的な場所が多いんですが、1泊2日くらいだとこれらを全て回るのは大変です。
なので、このことを踏まえて、函館人の私が考える「函館で外せない観光スポット10選」、「初めて函館に来た時にここを回ればOK」というスポットを紹介しますね!
函館で外せない観光スポット10選!
函館山からの景色(特に夜景)
函館に来て、もし1ヶ所しか観光スポットに行けないとしたら、間違いなく「函館山に行って下さい」と言います。
そして、できれば夜景を見ていただきたいです。(昼でもキレイですが・・・)
函館の夜景がなぜキレイなのかというと、私は2つの理由があると思っています。
1つは、函館は両サイドを海で囲まれたくびれ状になっており、海の暗い部分があるために、街の明るさが際立つということ。
2つめは、距離感がちょうど良いことです。
街との距離が離れすぎていると感動が薄れてしまうと思うんですが、目の前にキラキラとした宝石箱が広がるような感じで街との距離がちょうど良いのだと思います。
夜景の場合、暗くなって夜景に変わっていく瞬間もきれいなので、日没の少し前には山頂に行っておくのがおすすめです。
旧函館区公会堂
旧函館区公会堂は、国の重要文化財に指定されている建物です。
函館は海が近いので浜風が強く、昔はちょっとしたことで火災につながることが多くありました。
1907年の大火では、区民の集会所である「町会所」が焼けたんですが、大富豪である相馬哲平の資金提供もあって、新たな町会所として建てられたのが旧函館区公会堂です。
黄色とブルーグレーという華やかな配色で、貴賓室や130坪の大広間がある豪華な西洋館です。
公会堂は基坂という坂の上にあるんですが、坂の下から見る公会堂も絵になりますし、公会堂2階のバルコニーから見下ろす函館の街並みもとても素敵です。
旧函館区公会堂は2018年10月1日から保存修理工事のため休館していましたが、2021年4月26日(月)午前10時にリニューアルオープンします。
坂道
函館の元町(山のふもとのほう)には、主に19の坂道があります。
坂好きな人であれば全部見るのもいいんですが、特におすすめなのは八幡坂(はちまんざか)です。
まさに異国情緒あふれる景色で、ちょうど船(摩周丸)が見えるのもいいんですよね。
昔、チャーミーグリーンのCMで評判になったことで、チャーミーグリーンの坂と呼ばれることがありますが、私としては吉川ひなのさんがやっていたポッキーのCMのイメージが強いです。
旧函館区公会堂のある基坂から上ってきて、公会堂の前から教会群のほうに歩いてくると、自然と八幡坂や他の坂からの風景を見ることになるのでおすすめです。
そのまま教会群を見て、それからロープウェイで山頂へ行くという流れがいいと思います。
教会
函館は、日本初の国際貿易港として開港したため、多くの外国人が住み、いろいろな教会が建てられました。
中でも最も有名なのは、「函館ハリストス正教会」です。
ロシア正教の教会として建てられたんですが、実はこの教会も、1907年の大火によって一度消失しています。
ただ、再建されて1983年に国の重要文化財に指定されています。
その他には、函館聖ヨハネ教会や、カトリック元町教会も人気です。
この3つの教会は、それぞれがすごく近くにあるので、全て見ておくのがいいと思います。
金森赤レンガ倉庫
もともとは営業用倉庫として建てられた建物です。
現在は、ショッピングやレストラン、ホールなどがある商業施設になっています。
函館では定番中の定番という観光スポット。
お菓子などの食べ物もありますし、ガラス細工や、雑貨なども充実しています。
また、金森赤レンガ倉庫の斜め向かいには、西波止場という大型の海鮮市場がありますし、徒歩1~2分のところには、はこだて明治館という、ガラス細工やオルゴールなどを販売しているところもあります。
特に明治館は、1911年に道内初の郵便局として建てられたもので、赤レンガ倉庫同様、歴史的建造物としても見ておいて損はないと思います。
この辺りは、函館駅から歩いて12~13分くらいの場所です。
駅から歩いてくると、明治館→赤レンガ倉庫→西波止場という自然な流れで見ることができますよ!
朝市
函館朝市は、函館駅の隣にあり、新鮮な海産物や農産物を販売しています。
イカ釣り体験ができるところもあり、釣ったイカをその場でさばいてもらって食べるのも美味しいです。
お土産を購入するのもいいですし、海鮮丼を食べるなら朝市がいいでしょう。
特に、駅から朝市に向かって歩いて行ったときの最初の建物は「どんぶり横丁市場」で、20近い店舗が入っていて、美味しい海鮮丼が食べられますよ!
五稜郭
箱館戦争の舞台となった五稜郭ですが、実際に見てみると「よくこんなものを作ったものだなぁ」と思います。
ただ、以前はあまり見どころらしいものがなかったんです。
五稜郭公園の中は開放されていましたが、中には特に何もなかったですし、旧五稜郭タワーも高さが中途半端(というか低い)で、タワーに上っても五稜郭全体を見渡せる感じではなかったんです。
それが、五稜郭タワーが建て替えられ60mから107mになり(2006年4月1日から現タワー)、タワーからの景色も広く見渡せるようになり、すごく良くなりました。
また、北辺防備の拠点として設置された江戸幕府の役所である「箱館奉行所」が、2010年に五稜郭公園内に復元され、見どころの一つとなっています。
ちなみに、五稜郭タワーの向かいには函館塩ラーメンで有名な「あじさい」がありますし、斜め向かいにはラッキーピエロ五稜郭公園前店があります。
五稜郭を見た後に、あじさいやラッキーピエロで食事というのもおすすめです。
温泉
※写真はイメージです
函館は温泉地としても有名です。
最も有名なのは「湯川温泉」で、湯の川にあるホテルや旅館はそれぞれで工夫した温泉に入れるところが多いです。
海が一望できる温泉だったり、珍しい泉質の温泉だったり、温泉好きな方は、入ってみたい温泉で宿泊先を選ぶのもいいと思います。
最近は函館駅付近にもホテルがたくさん建設されてきているんですが、こちらも温泉付きホテルが増えてきています。
湯川は函館空港に近いので、空港利用なら湯川、JR利用なら函館駅周辺に泊まると移動がしやすいですよ!
また、宿泊しなくても、日帰りで利用できる温泉もけっこうあるので、いろいろな温泉を巡ってみるのも楽しいと思います。
B級グルメ
函館というと新鮮な海の幸をはじめ、美味しい食べ物がたくさんあります。
ただ、B級グルメの人気も非常に高く、もはや観光スポット化しています。
函館出身のロックバンドであるGLAYの影響は大きく、メンバーが紹介したことで人気に火が付いたという背景があります。
特に人気なのは、ラッキーピエロのハンバーガーと、ハセガワストアのやきとり弁当です。
ラッキーピエロはハンバーガーだけじゃなく、カレーやオムライスなどいろんなメニューがありますが、値段が安いのにかなりのボリュームで味も美味しいです。
やきとり弁当も、その場で焼いてくれたタレや塩の焼き鳥と、ご飯がマッチする絶品になっています。
この2つは函館でも別格の2大B級グルメと言っていいと思います。
両方とも市内に数店舗ありますが、ラッキーピエロもハセガワストアも、先ほどの金森赤レンガ倉庫や五稜郭の近くにあり、観光の途中で立ち寄りやすくなっています。
回転寿司
※写真はまるかつ水産柏木店です
函館のお寿司は回転ずしでも十分美味しいです!
函館で回転ずしと言えばいくつかありますが、函太郎やまるかつ水産あたりが有名です。
私は家の近所(徒歩5分)にまるかつ水産があるのでよく行くんですが、安くて美味しいですよ!
もちろん回らないお寿司屋さんも美味しいですが、回転ずしも侮れません。
函館駅から赤レンガ倉庫に行く途中に、まるかつ水産本店があります。
まとめ
初めて函館に来るという方であれば、10選で挙げたところを回れば、だいたい函館の最低限のメジャーどころは回れると思います。
まだまだたくさんあるんですが、さすがに全て見ようとすると1泊2日くらいでは回りきれません。
なので、ここで挙げた10選に、自分の興味があるものを足したり引いたりして計画を立てていくと良いのではないでしょうか。
函館山、朝市、公会堂、赤レンガ倉庫、坂道、教会群、五稜郭辺りを回れば、だいたい最低限は函館を観光したと言えると思います。
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