函館から札幌に行く場合、地元民であれば車で行く人はけっこういますが、観光客の方であればJRを利用するのが一般的だと思います。
私は地元が函館で、大学と就職先が札幌でしたので、かなり昔の話ですが、帰省する際には基本的にJRを利用していました。
JRの乗り心地や現在の函館から札幌のJRの時刻表や料金、格安チケットの買い方などを紹介しますね!
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函館と札幌を結ぶ特急列車「北斗」!
函館から札幌までを結んでいるのは特急列車「北斗」です。
※2020年3月14日のダイヤ改正により、「スーパー北斗」の「スーパー」がなくなり「北斗」になりました
函館から札幌を結んでいる「北斗」には、281系と261系の2種類の列車があります。
281系のほうが先に投入された列車で、私が札幌に住み始めて1年か2年経った頃の1994年3月に走り始めました。
それまでは、函館~札幌間は3時間半~3時間40分くらいかかっていたと思うんですが、当時281系は最速で2時間59分という、けっこう衝撃的な列車だったんです。
※現在は当時より速度を落としたり、停車駅が増えたため、3時間40分~50分ほどかかります
そして通常の「北斗」と区別して「スーパー北斗」と名前が付きました。
で、この281系の北斗は、振り子の原理を利用した「振り子特急」と呼ばれるものでした。
曲線通過時に車体を傾斜させることで、通過速度の向上と乗り心地の改善を図ったものらしいです。
ただ、この281系の車両。揺れ方がちょっと私には合わず、酔うことがありました。
私自身、けっこう酔いやすい人間で、船や車でも酔うことがあります。
うまく言えませんが、281系は揺れ方が滑らか?な感じで、カーブではエレベーターのような感覚。
また、揺れが少し後からくるような感じで、頭と体が一致していなかったのかもしれません。
むしろ、ガタンガタンとはっきり揺れてくれるほうが私には合っていました。
なので、大半の人は大丈夫だと思いますが、酔いやすい自覚がある人は、酔い止めを飲んでおいたり、281系ではなく、261系の列車に乗ることをおすすめします。
函館から札幌のJR時刻表
函館から札幌への特急列車は1日11本走っています。
停車駅は以下のようになっています。
函館→五稜郭→新函館北斗駅→大沼公園→森→八雲→長万部→洞爺→伊達紋別→東室蘭→登別→白老→苫小牧→南千歳→新千歳→札幌
※列車によって停車駅が異なる場合あり
列車名 | 系統 | 出発 | 到着 | 所要時間 |
---|---|---|---|---|
北斗1号 | 261系 | 6:02 | 9:50 | 3時間48分 |
北斗3号 | 261系 | 7:37 | 11:28 | 3時間51分 |
北斗5号(※1) | 281系 | 8:55 | 12:39 | 3時間44分 |
北斗7号 | 281系 | 10:05 | 13:52 | 3時間41分 |
北斗9号 | 261系 | 10:47 | 14:38 | 3時間51分 |
北斗11号 | 261系 | 12:15 | 16:04 | 3時間49分 |
北斗13号 | 261系 | 13:53 | 17:47 | 3時間54分 |
北斗15号 | 261系 | 14:54 | 18:47 | 3時間53分 |
北斗17号 | 261系 | 16:37 | 20:35 | 3時間58分 |
北斗19号 | 261系 | 17:51 | 21:36 | 3時間45分 |
北斗21号 | 281系 | 18:49 | 22:37 | 3時間48分 |
2021年3月13日にダイヤ改正が行われ、新型コロナウイルスの影響によりお客さんが減少したことで、函館19:54発、札幌23:40着の北斗23号がなくなりました。(札幌発函館行きの北斗24号もなくなっています)
また、車両も指定席4、自由席2、グリーン席1の7両編成だったのが、指定席の車両が2つ減って5両編成になりました。
※1 函館8:55発、札幌12:39着の北斗5号に関しては、4・5・10・11月は火・水・木曜運休(ゴールデンウィークを除く)、6~9・12~3月は毎日運転となっていますのでご注意下さい。(札幌13:27発、函館17:11着北斗14号も同様です)
函館から札幌のJR料金
特急列車は、運賃+特急運賃になっています。
運賃:6,270円で、あとは自由席、指定席、グリーン席のどれに乗るかによって、合計金額が変わってきます。
指定席:3,170円 合計:9,440円
グリーン席:6,830円 合計:13,100円
函館から札幌のJR格安チケット!
えきねっとトクだ値
「えきねっと」とは、全国の新幹線やJR特急列車などをパソコンやスマホなどで予約できるシステムです。
インターネットで会員登録(無料)することで利用することができます。
その、えきねっと限定で発売されている割引きっぷが、「えきねっとトクだ値」や「お先にトクだ値」です。
※料金はいずれも乗車券+指定席特急券セットの価格です。また、割引率は列車によって異なります
えきねっとトクだ値(通年)
トクだ値15(15%割引) 8,010円
トクだ値30(30%割引) 6,590円
乗車日1ヶ月前の午前10時00分から乗車日当日の午前1時40分までが申し込み期限
お先にトクだ値(期間限定)
40%割引 5,660円
乗車日1ヶ月前の午前10時00分から乗車日13日前の午前1時40分までが申し込み期限
トクだ値きっぷはお得なのでおすすめですが、座席数に限りがあるので、なるべく早めに予約しましょう!
乗車券往復割引きっぷ
乗車券往復割引きっぷは、「行き」と「帰り」がセットになったもので、これだけでは特急列車には乗れないんですが、特急券を別に購入することで、北斗にも乗車できます。
函館から札幌の往復特急列車価格は16,200円です。(通常は18,880円)
通常の切符を買うよりは安いですが、函館から札幌までに関しては、トクだ値のほうが安く購入できます。
なので、函館と札幌を往復するときは、まずはえきねっとのトクだ値を検討し、その次に乗車券往復割引きっぷを検討という流れがいいと思います。
学生割引乗車券
学生割引乗車券は、JRから指定を受けた中学・高校・大学・専修・各種学校の学生・生徒の方で、ご利用区間の片道の営業キロが101キロ以上ある場合、運賃が2割引になるというものです。
往復割引乗車券にも学生割引が適用できます。
チケット購入時は、学校が発行する「学生・生徒旅客運賃割引証」を用意しましょう。
列車内での車内販売がなくなった!
1997年3月以降、客室乗務員による車内販売が行われていたんですが、コンビニやペットボトルの普及によって利用者が減少。
また、客室乗務員の確保も難しくなってきたということで、2019年2月28日をもって、車内サービスが終了しています。
なので、特急列車北斗内で車内販売はしていないので、必要なものは自分で用意する必要があるので注意して下さいね!
まとめ
函館から札幌へ向かうときに、もっともオーソドックスなのがJRだと思います。
私も札幌に住んでいた、学生から社会人1年目の頃はかなりお世話になりました。
ただ、乗り心地はいいんですが、列車によっては揺れ方が苦手な人もいるかもしれません。
酔いやすい人は、利用する列車に少し気を付けてみて下さい。
また、料金はネット予約(トクだ値)が断然お得なので、なるべく早い段階で予約しておくことをおすすめします!
コメント
私と友達に来年3月函馆に行くつもり,北斗号に乗りたいです。往復割引券買いたいです
餅田さん、初めまして^^
3月の函館はまだまだ寒いので暖かい恰好でいらして下さいね!
もし、3月の函館が初めてであれば、当ブログの函館の気温のカテゴリーにある「函館の3月の気温」の記事も見ていただければイメージが湧くかと思います。
また何かありましたら、お気軽にコメント下さいね!
楽しい旅行になりますように☆彡
※ちなみに、函館から札幌を結ぶ特急北斗ですが、記事中では「281系」と「261系」の2種類があると書いていますが、「281系」は2022年9月をもって運行を終了しました。現在は「261系のみ」となっています