函館山ロープウェイ山麓駅へのアクセスの主な手段としては、バス、市電、車があります。
函館駅辺りからだと、観光スポットを回りつつ、そのまま歩いて行く人もいます。
観光の場合、利用しやすいという点では市電がいいと思いますが、それぞれにメリット・デメリットがあります。
その辺を詳しく紹介しますね!
函館山ロープウェイへのアクセス
まず、「函館山ロープウェイ山麓駅まではどうやっていけばいいのか」、アクセスについて紹介します。
山麓駅まで行くには以下の方法があります。
・バス
・徒歩(函館駅から30分くらい)
・タクシー
・車(レンタカーなど)
この中では、本数が多く(概ね6~7分間隔)、思い立った時に乗って行けるという点で、市電が利用しやすいと思います。
ただ、市電は降りてからロープウェイ山麓駅まで、10分くらい歩きます。
距離的には大したことはないんですが、坂道を上る必要があり、特に山麓駅に近い所の坂はけっこう傾斜がきついです。
なので、若い方なら全然平気だと思いますが、例えば、高齢の方や、車いすの方、杖を使っている方が一緒であれば、バスやタクシーで山麓駅まで行ったほうが無難です。
では、詳しく見ていきますね!
市電+徒歩(10分くらい歩く)
まず、市電で行く場合は「十字街」という電停で降ります。
函館駅や五稜郭など、これから山の方向に向かう場合は「谷地頭行き」か「函館どつく前行き」のどちからに乗って下さい。
※函館にはその他に「湯の川行き」の電車がありますが、こちらは山とは反対に向かう(山から離れていく)電車です
この2つの電車は「十字街」までは同じルートで、そこから函館山向かって左の方に行くのが「谷地頭行き」、右の方に行くのが「函館どつく前行き」です。
ロープウェイに行くには、分岐点となる「十字街」で降りるため、どちらに乗っても大丈夫ということになります。
「十字街」で降りたら、乗ってきた電車の進行方向に道なりに真っ直ぐ歩いていき、「南部坂」という坂を目指します。
まずは、上の写真にある、てっぺんが丸みを帯びた建物を目指しましょう。
すると建物の手前の坂の下には写真のような「函館山ロープウェイ山麓駅まで460m」という案内があります。
丸みを帯びた建物は、1923年に造られた旧丸井今井百貨店函館支店で、現在は「函館市地域交流まちづくりセンター」になっています。
この手前の坂が「南部坂」なので、ここを上っていきます。
上っていくと途中に郵便局(函館元町郵便局)があるので、さらに上っていきましょう。
坂は真っすぐではなく、若干右に曲がっていく感じです。
坂の傾斜は3段階くらいあり、最初のほうはそこまで大変ではないですが、最後の坂がけっこうキツイです。
坂を上り切った左角にあるのが函館山ロープウェイ山麓駅です。
歩行がスムーズでない方は、この坂は少しキツイと思いますので、バスやタクシーなどを検討することをおすすめします。
バス
函館山ロープウェイ山麓駅の近くに「ロープウェイ前」というバス停があるので、そこに行く(あるいは経由する)バスを利用します。
上写真のように、山麓駅まで徒歩数十秒くらいのところに停まりますよ!
函館駅前のバス停、4番のりばから出ている、
3系統・・・元町ベイエリア周遊号
上記のどちらかに乗っていきます。
2系統はロープウェイへの接続が目的なので、停留所が少なく早く着きます。(函館駅から約10分)
3系統は坂道や歴史的建造物がある元町ベイエリアを循環するのが目的なので、停留所が多く2系統よりは少し時間が掛かります。(函館駅から約15分)
ただ、どちらに乗っていこうか選択できるわけではなく、3系統は日中~夕方、2系統は夕方~夜になっているので、乗る時間帯によってどちらに乗るか決まってきます。
それぞれ以下の停留所に停まるので、そこから乗ることもできますよ!
料金:240円
※10月中旬~11月上旬あたりに行われるロープウェイが整備点検で運休するときはバスも運休します
料金:210円
※3系統時刻表をクリックしたあと、4番のりばの右にある「時刻表」をクリックし、番号3の欄をご覧ください
徒歩
函館駅からだと、ロープウェイ山麓駅までは徒歩で約30分掛かります。
ただ、函館駅から向かう場合は、函館朝市や、明治館・金森赤レンガ倉庫などの観光スポットを回りながら、いわゆるベイエリアまで歩いて行く人も多く、ベイエリアからだとロープウェイまではかなり近いです。
観光スポットに立ち寄っていけば自然とロープウェイに近付いていきます。
なので、そのまま歩いて行く方もけっこう多いと思います。
どこからロープウェイを目指すかによるんですが、若くて元気な方なら、函館駅から徒歩でロープウェイを目指すことは十分可能です。
タクシー
函館駅からだと車で6~7分くらいで、料金も1,000円かからないので(NAVITIMEでは730円)、タクシーもアリです。
特に3~4人だと、1人あたりの料金は市電やバスとさほど変わらないのでおすすめです。
レンタカーなど(駐車場情報)
函館山ロープウェイ山麓駅のすぐ近くに、函館山山麓観光駐車場があります。
山麓駅から道路(南部坂)を挟んで隣です。(上の図の1、2)
ロープウェイだけではなく、教会や坂道などの観光にも便利な駐車場です。
ただ、以前は無料だったんですが、2020年4月1日から有料になってしまいました。
また、山麓駅すぐ側(上の図のP)にも駐車場があるのでそちらも紹介します。
函館山山麓観光駐車場
函館山ロープウェイ山麓駅の南部坂を挟んで隣に位置しているのが函館山山麓観光駐車場です。
ここの敷地内には情報複合ビルいるか807という建物があり、以前はここに「FMいるか」というラジオ局があったんですが、2015年11月に山麓駅舎内に移転しています。
その後、いるか807の建物は期間限定でカフェとして開放されることがあるだけでほとんど使われていませんでしたが、2020年9月19日より「スカイラウンジ カフェ・ペルラ」がオープンしています。
いるか807の建物の隣が第1駐車場で、建物の裏にあるのが第2駐車場です。
南部坂側は出口になっているので、南部坂の一つとなりの二十軒坂側から上って行くとスムーズに入口から入れます。
第1駐車場:市営47台(うち身障者1台)
第2駐車場:民営39台(うち身障者1台)
パークネット駐車場
函館山ロープウェイ山麓駅向かって右隣にあるので、とても分かりやすい駐車場です。
山麓観光駐車場が混んでて止められない場合は、こちらを利用するといいでしょう。
※この他にも、ロープウェイまで徒歩10分ちょっとかかりますが、元町の観光に便利な元町観光駐車場(広場式・立体式)などもあります
最大料金:入庫後12時間毎1200円
パークネット駐車場:24台
まとめ
函館山ロープウェイ山麓駅に行くのに、ラクなのはバスですが、あまり時間を気にしなくても良い市電のほうが利用はしやすいと思います。
ただ、市電の場合、けっこうな坂道を上ることになるので、高齢の方や、歩くのが少し大変な方はバスを利用したほうがいいでしょう。
函館駅からだと、朝市や赤レンガ倉庫などの観光スポットを回りながら、歩いてロープウェイ乗り場まで行く人もいます。
駅からロープウェイまでは、トータルで徒歩30分くらいの距離ですが、いろいろ見ながら行くとそこまで遠くには感じないと思いますよ!
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